2018年01月09日
すずきクリニック健康倶楽部 平成30年新年号
明けましておめでとうございます。平成30年となります。天皇の退位の日程が決まり平成の世もあと一年半となりました。
すずきクリニックは開業以来25年目を迎えますが、私が年を取るのと同様に患者さんも同じように25歳、歳をとったことになります。当時なかった介護保険制度をご利用される患者さんも多数おられます。年をとっても介護保険とは関係なく元気な方もたくさんおられますが、必要な場合には介護保険を上手に利用し、生活を快適な日々にすることが必要です。今年は医療保険と介護保険の両方が同時改訂となりまた負担が増えることが間違いありません。世界に名だたる国民皆保険を維持するためには医療の無駄をなくすとともにある程度の負担増は仕方のないところでしょうか。皆様のご多幸をお祈りいたします。
今回の健康倶楽部では医療に関することはさておき、私の趣味についてお話いたします。色々な趣味があります。一つはクラシック音楽の鑑賞と下手なチェロの演奏です。クラシック音楽鑑賞は若いころはオーケストラで交響曲を聴くことでした。長らく NHK 交響楽団の定期会員になっていたこともあります。その後30年ぐらい前からオペラ鑑賞に凝っています。新国立劇場へは毎年4-5回ぐらい行きます。外国からの公演にも行きますので10回近く聴く機会があります。
毎年外国からいくつもの歌劇場の引っ越し公演があり日本にい
て本場と同じようなオペラを聴くことができます。同じようなというのは、オペラは総合芸術であり歌、オーケストラ、そして演出が一体となって初めて素晴らしい作品となりますが、日本にはまだオペラ専門の劇場が数えるほどしかなく、NHKホールのような多目的のバカでかいホールでの公演では本当の良さは味わえないのではないかと思います。実際外国のオペラハウスに出かけていき聴くこともあります。有名どころのオペラハウスとしてロンドン、ウイーン、ミュンヘン、ミラノ、そしてワーグナーのメッカであるバイロイトなどで本場のオペラを味わいましたが、この中で忘れられないのはウイーンのアン・デア・ウイーン劇場で行われたモーツアルトの「フィガロの結婚」は今でも鮮明に覚えています。小さな劇場ですが、きっとモーツアルトの時代はこのような劇場で行われていたのではないかと想像させる劇場で超一流の歌手たちの歌を堪能しました。あとまだ行っていないが、行ってみたいオペラ劇場が3つあります。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、パリのオペラ座（最近新しい歌劇場ができオペラ座ではほとんどがバレーの公演になっています。豪華絢爛な内部で見学をしたことはあります）そして最近新しく改築されたベルリン国立歌劇場です。
私が一番外国に行きやすい夏にはオペラ劇場はお休みのため今のところなかなか実現できません。75 歳を過ぎたら少しゆったりとした旅をしながらオペラ鑑賞もしたいものです。
もう一つの趣味は最近凝っている城巡りです。江戸時代にあった多くの城は明治政府により取り壊されてしまいました。なんともったいないことでしょう。それでも空襲も免れ江戸時代からの天主の残っている城が全国に 12 あります。そのうちの松本城、姫路城、彦根城、犬山城、松江城の五つが国宝です。その他弘前城、丸岡城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城の七つが江戸時代からの天主が残り国の重要文化財に指定されています。
小田原城などのように鉄筋コンクリートで復元された天主を持つ城もたくさんあります。城巡りで楽しいことはお城にはいろいろな歴史が凝縮されていることです。それぞれの城の城主も戦いによったり、江戸時代には幕府の命令により城替えをさせらたりして変わることもありました。城は時代とともに其の建て方、様式にそれぞれ大きな違いがあります。城壁だけとっても石の積み方が時代により違います。元々の城の目的により平城 、山城がありますがどれもみな防御のための色々な工夫がされています。すでに天守が無くなってしまい、城の周囲の堀だけが残っている城もたくさんあります。静岡県三島市にある山中城は豊臣秀吉からの攻撃を防ぐための城で、北条氏康により建てられましたが秀吉の小田原攻めの時に堀、土塁が改修され防御が強化されました。しかし圧倒的な秀吉軍の前にたった半日で簡単に陥落したといわれています。天守に登り周囲の景色を見るのも良いのですが、歴史を紐解くのも楽しいものです。お城巡りをするときには、必ず城の成り立ち、歴史を事前に勉強することと、ボランティア協会に連絡してボランティアガイドをお願いするようにしています。単に城の姿を見るだけでなくその歴史を知ることは楽しいものです。
日本城郭協会が選定した「日本百名城」というのがあります。北は根室半島のチャシ跡群から南は沖縄の今帰仁城まで百の城が選ばれています。まだ20ぐらいしか訪れていませんがあと5年ぐらいの間に制覇したいと考えています。（写真は彦根城です）
すずきクリニック健康倶楽部 平成30年新年号
明けましておめでとうございます。平成30年となります。天皇の退位の日程が決まり平成の世もあと一年半となりました。
すずきクリニックは開業以来25年目を迎えますが、私が年を取るのと同様に患者さんも同じように25歳、歳をとったことになります。当時なかった介護保険制度をご利用される患者さんも多数おられます。年をとっても介護保険とは関係なく元気な方もたくさんおられますが、必要な場合には介護保険を上手に利用し、生活を快適な日々にすることが必要です。今年は医療保険と介護保険の両方が同時改訂となりまた負担が増えることが間違いありません。世界に名だたる国民皆保険を維持するためには医療の無駄をなくすとともにある程度の負担増は仕方のないところでしょうか。皆様のご多幸をお祈りいたします。
私の趣味
今回の健康倶楽部では医療に関することはさておき、私の趣味についてお話いたします。色々な趣味があります。一つはクラシック音楽の鑑賞と下手なチェロの演奏です。クラシック音楽鑑賞は若いころはオーケストラで交響曲を聴くことでした。長らく NHK 交響楽団の定期会員になっていたこともあります。その後30年ぐらい前からオペラ鑑賞に凝っています。新国立劇場へは毎年4-5回ぐらい行きます。外国からの公演にも行きますので10回近く聴く機会があります。
毎年外国からいくつもの歌劇場の引っ越し公演があり日本にい
て本場と同じようなオペラを聴くことができます。同じようなというのは、オペラは総合芸術であり歌、オーケストラ、そして演出が一体となって初めて素晴らしい作品となりますが、日本にはまだオペラ専門の劇場が数えるほどしかなく、NHKホールのような多目的のバカでかいホールでの公演では本当の良さは味わえないのではないかと思います。実際外国のオペラハウスに出かけていき聴くこともあります。有名どころのオペラハウスとしてロンドン、ウイーン、ミュンヘン、ミラノ、そしてワーグナーのメッカであるバイロイトなどで本場のオペラを味わいましたが、この中で忘れられないのはウイーンのアン・デア・ウイーン劇場で行われたモーツアルトの「フィガロの結婚」は今でも鮮明に覚えています。小さな劇場ですが、きっとモーツアルトの時代はこのような劇場で行われていたのではないかと想像させる劇場で超一流の歌手たちの歌を堪能しました。あとまだ行っていないが、行ってみたいオペラ劇場が3つあります。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、パリのオペラ座（最近新しい歌劇場ができオペラ座ではほとんどがバレーの公演になっています。豪華絢爛な内部で見学をしたことはあります）そして最近新しく改築されたベルリン国立歌劇場です。
私が一番外国に行きやすい夏にはオペラ劇場はお休みのため今のところなかなか実現できません。75 歳を過ぎたら少しゆったりとした旅をしながらオペラ鑑賞もしたいものです。
もう一つの趣味は最近凝っている城巡りです。江戸時代にあった多くの城は明治政府により取り壊されてしまいました。なんともったいないことでしょう。それでも空襲も免れ江戸時代からの天主の残っている城が全国に 12 あります。そのうちの松本城、姫路城、彦根城、犬山城、松江城の五つが国宝です。その他弘前城、丸岡城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城の七つが江戸時代からの天主が残り国の重要文化財に指定されています。
小田原城などのように鉄筋コンクリートで復元された天主を持つ城もたくさんあります。城巡りで楽しいことはお城にはいろいろな歴史が凝縮されていることです。それぞれの城の城主も戦いによったり、江戸時代には幕府の命令により城替えをさせらたりして変わることもありました。城は時代とともに其の建て方、様式にそれぞれ大きな違いがあります。城壁だけとっても石の積み方が時代により違います。元々の城の目的により平城 、山城がありますがどれもみな防御のための色々な工夫がされています。すでに天守が無くなってしまい、城の周囲の堀だけが残っている城もたくさんあります。静岡県三島市にある山中城は豊臣秀吉からの攻撃を防ぐための城で、北条氏康により建てられましたが秀吉の小田原攻めの時に堀、土塁が改修され防御が強化されました。しかし圧倒的な秀吉軍の前にたった半日で簡単に陥落したといわれています。天守に登り周囲の景色を見るのも良いのですが、歴史を紐解くのも楽しいものです。お城巡りをするときには、必ず城の成り立ち、歴史を事前に勉強することと、ボランティア協会に連絡してボランティアガイドをお願いするようにしています。単に城の姿を見るだけでなくその歴史を知ることは楽しいものです。
日本城郭協会が選定した「日本百名城」というのがあります。北は根室半島のチャシ跡群から南は沖縄の今帰仁城まで百の城が選ばれています。まだ20ぐらいしか訪れていませんがあと5年ぐらいの間に制覇したいと考えています。（写真は彦根城です）
