2019年04月01日
すずきクリニック健康倶楽部 平成31年春季号
平成もあと 30 日足らずで新しい元号(令和)に変わろうとしています。最近テレビなどで平成の出来事の特集番組が盛んに放映されています。幸いなことに日本は平成の世は戦争に巻き込まれるといった不幸な出来事はありませんでした。
平成の出来事を私なりに考えてみました。
さて平成の大事件といえば阪神淡路大震災と東日本大震災の二つの震災が挙げられます。特に東日本大震災では津波と原発事故により極めて大きな災害となり死者は 15895人、行方不明 2539 人となっている。地震そのものが原因による建物倒壊や津波被害に加え原発事故による周辺住民への影響も大きく未だ自宅に戻れない多くの人たちがいます。
日本では今後南海トラフ地震などの震災や自然災害の発生が懸念されています。万一の災害発生に対処するために医師会でも救護活動をどのように行うかなどの対応策と、救援活動への参加のためにシミュレーションや訓練を行っていますが、実際に大規模災害が発生した場合私たち医師も被災者になることもあり、どの程度救護活動に参加できるかは全く不明です。皆様も常日頃からしっかり対策を考えておきましょう。
医療の分野では介護保険制度の施行が平成におけるもっとも大きな制度変更です。平成 12 年に施行され、この制度の下では老後を安心して暮らせる社会になると考えられました。ところが予想以上に高齢化社会となるスピードが速く、利用者の増加の伸びが多くなったため、早くも介護保険の財政破綻が現実味を帯び、従来の 40 歳以上の方たちの介護保険料で賄うためには大幅な介護保険料の値上げが必要になってきました。また介護に携わる人たちの不足が目立つようになり、今後どのように制度を維持するかが次の元号における課題となるでしょう。
さて日本医師会が赤ひげ大賞という企画をやっています。「地域の医療現場で長年にわたり、健康を中心に地域住民の生活を支えている医師にスポットを当てて顕彰すること」とされており地域医療に貢献した医師を医師会独自に表彰していますが、その中に医師への応援メッセージというコーナーがあります。沢山の患者さんがメッセージを投稿しています。その中にすずきクリニックに長く通院しておられる患者さんが下さったメッセージが掲載されました。
大変有難いことですので紹介させていただきます。
投稿者は 70 歳前半の男性患者さんです。
当院には通常のレントゲン装置だけでなく CT をはじめとして何種類もの器械がありますが、それらの器械の進歩は目覚ましく自動車のように数年で新しい形式の器械が発売されています。それらの器械はより診断能力が高くなることが期待されます。今回内視鏡装置を新しいものに買い替えました。この内視鏡装置の特徴は光源が従来の白色光源に加え 2 種類のレーザー光線を使用しています。LCI という光源は赤成分の色を強調し炎症をとらえます。BLI という光源では表面の血管や構造を見やすくし癌診断に役立てることができます。
私の大学の 4 年後輩にあたる先生で鶴田耕二先生です。
肝臓外科の大家で都立駒込病院、都立大塚病院の副院長、その後東京都がん検診センターの所長を歴任しました。当院の患者さんにも何人も鶴田先生の手術を受けた患者さんがおられます。よろしくお願いします。
9日連続のお休みとなります。あまりに長いので不安になる患者さんが多数おられることと思います。そこで当院では 5 月 2 日と 3 日の午前中は診療いたします。院長が担当します。
すずきクリニック健康倶楽部 平成31年春季号
平成もあと 30 日足らずで新しい元号(令和)に変わろうとしています。最近テレビなどで平成の出来事の特集番組が盛んに放映されています。幸いなことに日本は平成の世は戦争に巻き込まれるといった不幸な出来事はありませんでした。
平成の出来事を私なりに考えてみました。
さて平成の大事件といえば阪神淡路大震災と東日本大震災の二つの震災が挙げられます。特に東日本大震災では津波と原発事故により極めて大きな災害となり死者は 15895人、行方不明 2539 人となっている。地震そのものが原因による建物倒壊や津波被害に加え原発事故による周辺住民への影響も大きく未だ自宅に戻れない多くの人たちがいます。
日本では今後南海トラフ地震などの震災や自然災害の発生が懸念されています。万一の災害発生に対処するために医師会でも救護活動をどのように行うかなどの対応策と、救援活動への参加のためにシミュレーションや訓練を行っていますが、実際に大規模災害が発生した場合私たち医師も被災者になることもあり、どの程度救護活動に参加できるかは全く不明です。皆様も常日頃からしっかり対策を考えておきましょう。
医療の分野では介護保険制度の施行が平成におけるもっとも大きな制度変更です。平成 12 年に施行され、この制度の下では老後を安心して暮らせる社会になると考えられました。ところが予想以上に高齢化社会となるスピードが速く、利用者の増加の伸びが多くなったため、早くも介護保険の財政破綻が現実味を帯び、従来の 40 歳以上の方たちの介護保険料で賄うためには大幅な介護保険料の値上げが必要になってきました。また介護に携わる人たちの不足が目立つようになり、今後どのように制度を維持するかが次の元号における課題となるでしょう。
さて日本医師会が赤ひげ大賞という企画をやっています。「地域の医療現場で長年にわたり、健康を中心に地域住民の生活を支えている医師にスポットを当てて顕彰すること」とされており地域医療に貢献した医師を医師会独自に表彰していますが、その中に医師への応援メッセージというコーナーがあります。沢山の患者さんがメッセージを投稿しています。その中にすずきクリニックに長く通院しておられる患者さんが下さったメッセージが掲載されました。
大変有難いことですので紹介させていただきます。
投稿者は 70 歳前半の男性患者さんです。
男 46 歳、働き盛りの真っ最中。つきあい酒に追われ〆切に追われ、加えて不規則な食事と睡眠不足も手伝って私の胃はとんでもないことになっていた。さすがに病院嫌いの私もどうにもこらえきれずに訪ねたのが近くの S クリニック。初めての胃カメラに緊張したが実に上手、難なく終了。「胃の全壁がただれている。よくもまあこんなになるまで放っておいた。そんなに死に急いでどうする」と叱られ、仕事を取るか命を取るか、健康のイロハを懇々と諭された。幸い投薬治療で快方に向かったが、以来 25 年小さな疑問や微妙な体調の変化に至るまで何でも相談のできるわが家のかかりつけ医となった。実にありがたい出会いだったと感謝している。
新しい内視鏡装置
当院には通常のレントゲン装置だけでなく CT をはじめとして何種類もの器械がありますが、それらの器械の進歩は目覚ましく自動車のように数年で新しい形式の器械が発売されています。それらの器械はより診断能力が高くなることが期待されます。今回内視鏡装置を新しいものに買い替えました。この内視鏡装置の特徴は光源が従来の白色光源に加え 2 種類のレーザー光線を使用しています。LCI という光源は赤成分の色を強調し炎症をとらえます。BLI という光源では表面の血管や構造を見やすくし癌診断に役立てることができます。
第 4 週の木曜日の担当医が新しくなります。
私の大学の 4 年後輩にあたる先生で鶴田耕二先生です。
肝臓外科の大家で都立駒込病院、都立大塚病院の副院長、その後東京都がん検診センターの所長を歴任しました。当院の患者さんにも何人も鶴田先生の手術を受けた患者さんがおられます。よろしくお願いします。
ゴールデンウイークの診療予定
9日連続のお休みとなります。あまりに長いので不安になる患者さんが多数おられることと思います。そこで当院では 5 月 2 日と 3 日の午前中は診療いたします。院長が担当します。