2020年10月01日
すずきクリニック健康倶楽部 令和２年秋季号
新型コロナウイルス感染者数は、８月初旬がピークでした。今は少しずつ減少傾向にあるものの、依然として安心できない状態が続いています。経済との両立の関係から規制が解かれ、Go To キャンペーンが始まり、東京都の規制も解除されました。人出が増えるのは喜ばしいことですが、それに伴い感染機会が増加することも危惧されます。私たちも外出、旅行、会食などの機会が少しずつ増加するものと思われますが、3 密を避け、ソーシャルディスタンスを保ち、手洗い消毒をしっかり行うことは最低限の感染予防であることに変りありません。
さて、すずきクリニックでは「発熱患者さん」も他の患者さんと同様に受診していただいております。万一院内での感染がおこることのない様に、発熱患者さんを他の患者さんから完全に隔離して診察したいと考えています。発熱があり受診される場合には、事前に発熱が把握できますと隔離が速やかにできますので、受診前に電話で連絡いただけると大変助かります。また院内では従来通り発熱の有無にかかわらず、必ずマスク着用をお願いいたします。
65 歳以上の方には北区からインフルエンザの予防接種のお知らせがお手元に届いていることと思います。従来私は予防接種を 11 月に受けることをお勧めしていました。しかしながら今年は新型コロナウイルスの流行があり厚労省は 65 歳以上の方と重大な基礎疾患のある方は 10 月 1 日から優先的に接種を受けていただくという方針を打ち出しています。６５歳未満の方は慌てずに 10月 26 日以後に接種を受けるようにご協力ください。
なお北区から送られてきた予防接種のお知らせに 65歳から 71 歳の方には料金 2500 円と記載されておりますが今年度に限り負担免除で０円となりました。なお、任意での接種を希望される方は 4500 円です。
新型コロナウイルスの感染に伴い、肺炎の予防も大切です。肺炎予防の一つのアイテムとして肺炎球菌ワクチンがあります。すでに接種を受けられた方も多数おいでです。肺炎を引き起こす細菌は多数ありますが多くは肺炎球菌による感染です。そこで肺炎球菌ワクチンが開発されています。このワクチンは一度接種を受けると５年間有効です。いまだ一度も接種されていない方は勿論のこと５年以上前に接種を受けていて有効期限の切れている方も是非早めに接種されるようお勧めします。
新型コロナウイルスの検査方法にはいくつかありますが、PCR 検査が一般的です。
今年の春先には新型コロナウイルスの感染が疑われても、保健所の規制が強く、なかなか検査が受けられない状態が続いていましたが、その後政府の方針が変り、積極的に PCR 検査を受けられるようにするということになりました。北区でも二か所の病院にPCR検査センターを作り、医師が必要と認めた場合には比較的速やかに検査ができる体制が整ってきました。
さらに従来は鼻腔の粘液による検体採取が行われていましたが、唾液によるPCR 検査でも同様の結果が得られたため、感染防御という意味では鼻腔からの採取より比較的安全に検体が採取できるため、私共のような診療所でも検査が可能となってきました。発熱が続いたり、味覚・臭覚の異常があるなど新型コロナウイルス感染の疑われる方はご相談ください。
これから冬の季節性インフルエンザが流行する恐れがあります。新型コロナウイルス感染症なのかインフルエンザなのか判定できないときには両方の検査が必要になることがあります。
今年は 74 歳以下の特定健診がいったん中止となりましたが、8 月から復活実施されるようになりました。期限は 10 月 31 日までです。対象の方は早めに受診してください。75 歳以上の方の検診は11 月7 日からです。もう少しお待ちください。
すずきクリニック健康倶楽部 令和２年秋季号
新型コロナウイルス
新型コロナウイルス感染者数は、８月初旬がピークでした。今は少しずつ減少傾向にあるものの、依然として安心できない状態が続いています。経済との両立の関係から規制が解かれ、Go To キャンペーンが始まり、東京都の規制も解除されました。人出が増えるのは喜ばしいことですが、それに伴い感染機会が増加することも危惧されます。私たちも外出、旅行、会食などの機会が少しずつ増加するものと思われますが、3 密を避け、ソーシャルディスタンスを保ち、手洗い消毒をしっかり行うことは最低限の感染予防であることに変りありません。
さて、すずきクリニックでは「発熱患者さん」も他の患者さんと同様に受診していただいております。万一院内での感染がおこることのない様に、発熱患者さんを他の患者さんから完全に隔離して診察したいと考えています。発熱があり受診される場合には、事前に発熱が把握できますと隔離が速やかにできますので、受診前に電話で連絡いただけると大変助かります。また院内では従来通り発熱の有無にかかわらず、必ずマスク着用をお願いいたします。
今年のインフルエンザ予防接種について
65 歳以上の方には北区からインフルエンザの予防接種のお知らせがお手元に届いていることと思います。従来私は予防接種を 11 月に受けることをお勧めしていました。しかしながら今年は新型コロナウイルスの流行があり厚労省は 65 歳以上の方と重大な基礎疾患のある方は 10 月 1 日から優先的に接種を受けていただくという方針を打ち出しています。６５歳未満の方は慌てずに 10月 26 日以後に接種を受けるようにご協力ください。
なお北区から送られてきた予防接種のお知らせに 65歳から 71 歳の方には料金 2500 円と記載されておりますが今年度に限り負担免除で０円となりました。なお、任意での接種を希望される方は 4500 円です。
新型コロナウイルスの感染に伴い、肺炎の予防も大切です。肺炎予防の一つのアイテムとして肺炎球菌ワクチンがあります。すでに接種を受けられた方も多数おいでです。肺炎を引き起こす細菌は多数ありますが多くは肺炎球菌による感染です。そこで肺炎球菌ワクチンが開発されています。このワクチンは一度接種を受けると５年間有効です。いまだ一度も接種されていない方は勿論のこと５年以上前に接種を受けていて有効期限の切れている方も是非早めに接種されるようお勧めします。
唾液によるPCR 検査の実施について
新型コロナウイルスの検査方法にはいくつかありますが、PCR 検査が一般的です。
今年の春先には新型コロナウイルスの感染が疑われても、保健所の規制が強く、なかなか検査が受けられない状態が続いていましたが、その後政府の方針が変り、積極的に PCR 検査を受けられるようにするということになりました。北区でも二か所の病院にPCR検査センターを作り、医師が必要と認めた場合には比較的速やかに検査ができる体制が整ってきました。
さらに従来は鼻腔の粘液による検体採取が行われていましたが、唾液によるPCR 検査でも同様の結果が得られたため、感染防御という意味では鼻腔からの採取より比較的安全に検体が採取できるため、私共のような診療所でも検査が可能となってきました。発熱が続いたり、味覚・臭覚の異常があるなど新型コロナウイルス感染の疑われる方はご相談ください。
これから冬の季節性インフルエンザが流行する恐れがあります。新型コロナウイルス感染症なのかインフルエンザなのか判定できないときには両方の検査が必要になることがあります。
今年の健診について
今年は 74 歳以下の特定健診がいったん中止となりましたが、8 月から復活実施されるようになりました。期限は 10 月 31 日までです。対象の方は早めに受診してください。75 歳以上の方の検診は11 月7 日からです。もう少しお待ちください。
