アイキャッチ

2021年04月01日
すずきクリニック健康倶楽部 令和3年春季号

新型コロナウイルス最近の動向


新型コロナウイルスが日本に上陸後一年以上が経過しました。私たちはそれぞれが感染予防のために多くの制限の中での自粛生活を強いられています。

にもかかわらず昨年末からの第三波では今までにない多数の新規感染が発生し、三月下旬になっても東京都で一日感染者数が 400 人を超え北区でも 35 人ぐらいの新規感染者が報告されています。依然として多数の感染者数にもかかわらず、3 月 22 日には非常事態宣言が解除されました。このことは多くの人が間違った解釈をし、行動制限が緩くなり、再び感染者数の増加が危惧されます。最近の話題として変異株ウイルスの感染が増加していることでしょう。

変異株ウイルスは従来からわかっているイギリス型、南アフリカ型、ブラジル型の三種類だけでなくフィリピン、フランスなどあちこちで変異株が見つかっています。変異株ウイルスは、より重症化しやすいこと、ワクチンが効きづらいことなどが特徴としていわれています。

 

ワクチン接種について


ワクチン接種が始まりました。と言いましても医療従事者の私たちもいまだ接種日が決まらないのが現状です。4月半ばからといわれた高齢者接種につきましても接種開始がいつからなのか、どこで受けられるのかといった基本的なことは未定です。

3 月 20 日の北区ニュースに『接種の流れ』というお知らせがありましたので読んだ方もいらっしゃるかと存じます。まずは「接種券と予診票」が届くまで慌てずお待ちください。

 

ワクチンの副反応について


ワクチン接種にあたり副反応を心配して接種をどうしようかと心配している方が多数おられます。大事なことはワクチンの接種により得られるメリットと副反応によるデメリットとどちらが大きいかをよく考える必要があります。

副反応のうち最大のものはアナフィラキシーショックでしょう。これは生命にかかわるような重大な副反応です。日本では欧米に比べ、アナフィラキシーの発現頻度が高いような報道を見受けます。血圧低下、意識障害などの重篤なアナフィラキシーは一番嫌な副反応ですが、今のところ日本では生命を失ったという報告はありません。軽度の副反応として注射部位の痛みと腫れがあります。コロナのワクチンはインフルエンザワクチンが皮下注射なのと異なり筋肉注射です。そのため少し痛みや腫れは強いようです。問診時にご自分の体調をしっかり申告してください。

非常事態宣言解除からまだ 10 日しかたちませんが、感染者が急激に増加しているといってよいでしょう。インフルエンザのように特効薬ができるまではたとえワクチン接種を受けても安心はできません。一人一人が感染予防をしっかり行い、多人数での会食は避けることが肝心です。

 

今年の健診実施について


昨年は新型コロナの感染状況から健診を受診されなかった方が多数おられます。今年は特定健診と後期高齢者健診が同じ期日で少し前倒しとなり 6 月 1 日から始まります。

令和 4 年 1 月 31 日まで行われますので慌てて受診する必要はありません。
ただし昨年受診できなかった方は早めに夏前に受診されることをお勧めします。

 

整形外科の診察を再開します


しばらく休診しご不便をおかけしておりましたが、4 月から毎週火曜日の午後に整形外科の診察を再開します。私の息子の鈴木智史医師が担当します。主に脊椎の疾患を専門にしていますが、もちろんその他部位の整形外科領域の疾患に対しても対応いたします。よろしくお願いいたします。

診察だけでなく積極的に注射療法も行います。
また当日は内科、外科も診察可能です。

一覧へ戻る


すずきクリニック
すずきクリニック 外観
住所
北区赤羽2-69-4
クリニックプラザ21 1階
赤羽駅8分・赤羽岩淵駅2分 
TEL
03-3598-3310
受付
09:00~12:30
14:30~18:30
診療 日祝
午前09:00〜12:30
午後14:30〜18:30

休診日:木曜午後・土曜午後・日祝日

臨時休診・診療時間の変更はお知らせをご覧ください

休診日:木曜午後・土曜午後・日祝日

臨時休診・診療時間の変更はお知らせをご覧ください