2023年10月10日
すずきクリニック健康娯楽部 令和5年秋季号
今年の夏はとんでもない猛暑でしたね。一日中エアコンの中で過ごしているために体調不良を訴える方も多数おられました。猛暑に加え新型コロナも一向に衰えることがなく、さらに真夏だというのにインフルエンザもあちこちで発生しています。
当院も例外でなく、9月だけを見ても毎日のように新型コロナ感染の方が2名ぐらいと1週間に数名のインフルエンザの発生を認めています。
この二つの疾患の症状として発熱が多くの方にみとめられますが、新型コロナは高熱の見られない場合も多々あります。新型コロナは多様な症状を呈しますが、特に咽頭痛と発熱の合併例では、新型コロナ感染の可能性が強いようです。
一方でインフルエンザというと突然の高熱(38℃~39℃)と強い倦怠感の二つの症状が主であり、咽頭痛の訴えは比較的少ないようです。
私たち医療サイドから見ますと、インフルエンザに対しては数種類の薬があり、症状を早期に抑え込むことが可能なため、新型コロナに比べる扱いやすい感染症となっています。
新型コロナが五類感染症に移行後、街中でマスクを着用する方が大幅に減少しています。以前と大きく変わったわけではありませんが、相変わらず家族内感染と飲み会での感染の機会が多いようです。今後新型コロナが急速に終息することは考えにくいので、日常の生活を楽しみながら、自己の体の免疫力が減少しないように運動など積極的にやるようにしましょう。
子供たちは小学校入学前に10種類ぐらいの予防接種を受けています。成人のワクチンというと、従来はインフルエンザワクチンだけでしたが、新型コロナワクチンが加わり、既に6回接種を受けている方も多数おられます。
また高齢者向けには65歳以上の方を対象にした肺炎球菌ワクチンが10年ぐらい前に始まり、既に3回接種された方もいます。このワクチンは5年に1回投与のワクチンです。
さらに、今年からは帯状疱疹に対するワクチンが新たにでき、助成が始まりました。このワクチンについてはすでに健康俱楽部で説明いたしました。弱毒化生ワクチンと不活性化ワクチンの2種類あり50歳以上の方に勧められます。半額の助成金が受けられます。
最近は「シングリックス」という不活性化ワクチンを選択される方が多いようです。
さらに若い女性には子宮頸がんワクチンが再び推奨されています。(すずきクリニックでは実施しておりません)
―新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンについてー
新型コロナのワクチンは7回目接種が始まっています。新型コロナはオミクロン株に変異し、さらに少しづつ変異が続いています。現在新しく投与されている新型コロナワクチンはオミクロン株XBB.1.5対応一価ワクチンです。このワクチンは接種によりXBB.1.5に対する中和抗体の産生が認められておりますので、今まで6回接種された方にも勧奨されます。
インフルエンザワクチンは今年も10月1日より72歳以上の方に無料接種が始まります。(65歳以上の方は2500円)助成のない年齢の方は4500円です。
毎年私は11月以降に接種することをお勧めしています。
ただ今年は8月初めころよりインフルエンザの流行が報道されたこともあり、接種希望の方からの問い合わせが多数あります。患者さんご自身で接種日を決めてください。今年はインフルエンザの供給は十分にあり、足りなくなることはないようです。
特定検診、老人健診、胃がん検診が来年1月まで実施されます。例年1月は込み合います。できましたら12月中に受診をお願いします。
すずきクリニック健康娯楽部 令和5年秋季号
今年の夏はとんでもない猛暑でしたね。一日中エアコンの中で過ごしているために体調不良を訴える方も多数おられました。猛暑に加え新型コロナも一向に衰えることがなく、さらに真夏だというのにインフルエンザもあちこちで発生しています。
当院も例外でなく、9月だけを見ても毎日のように新型コロナ感染の方が2名ぐらいと1週間に数名のインフルエンザの発生を認めています。
この二つの疾患の症状として発熱が多くの方にみとめられますが、新型コロナは高熱の見られない場合も多々あります。新型コロナは多様な症状を呈しますが、特に咽頭痛と発熱の合併例では、新型コロナ感染の可能性が強いようです。
一方でインフルエンザというと突然の高熱(38℃~39℃)と強い倦怠感の二つの症状が主であり、咽頭痛の訴えは比較的少ないようです。
私たち医療サイドから見ますと、インフルエンザに対しては数種類の薬があり、症状を早期に抑え込むことが可能なため、新型コロナに比べる扱いやすい感染症となっています。
新型コロナが五類感染症に移行後、街中でマスクを着用する方が大幅に減少しています。以前と大きく変わったわけではありませんが、相変わらず家族内感染と飲み会での感染の機会が多いようです。今後新型コロナが急速に終息することは考えにくいので、日常の生活を楽しみながら、自己の体の免疫力が減少しないように運動など積極的にやるようにしましょう。
成人のワクチン接種について
子供たちは小学校入学前に10種類ぐらいの予防接種を受けています。成人のワクチンというと、従来はインフルエンザワクチンだけでしたが、新型コロナワクチンが加わり、既に6回接種を受けている方も多数おられます。
また高齢者向けには65歳以上の方を対象にした肺炎球菌ワクチンが10年ぐらい前に始まり、既に3回接種された方もいます。このワクチンは5年に1回投与のワクチンです。
さらに、今年からは帯状疱疹に対するワクチンが新たにでき、助成が始まりました。このワクチンについてはすでに健康俱楽部で説明いたしました。弱毒化生ワクチンと不活性化ワクチンの2種類あり50歳以上の方に勧められます。半額の助成金が受けられます。
最近は「シングリックス」という不活性化ワクチンを選択される方が多いようです。
さらに若い女性には子宮頸がんワクチンが再び推奨されています。(すずきクリニックでは実施しておりません)
10月からのワクチン接種について
―新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンについてー
新型コロナのワクチンは7回目接種が始まっています。新型コロナはオミクロン株に変異し、さらに少しづつ変異が続いています。現在新しく投与されている新型コロナワクチンはオミクロン株XBB.1.5対応一価ワクチンです。このワクチンは接種によりXBB.1.5に対する中和抗体の産生が認められておりますので、今まで6回接種された方にも勧奨されます。
インフルエンザワクチンは今年も10月1日より72歳以上の方に無料接種が始まります。(65歳以上の方は2500円)助成のない年齢の方は4500円です。
毎年私は11月以降に接種することをお勧めしています。
ただ今年は8月初めころよりインフルエンザの流行が報道されたこともあり、接種希望の方からの問い合わせが多数あります。患者さんご自身で接種日を決めてください。今年はインフルエンザの供給は十分にあり、足りなくなることはないようです。
検診について
特定検診、老人健診、胃がん検診が来年1月まで実施されます。例年1月は込み合います。できましたら12月中に受診をお願いします。