2021年07月01日
すずきクリニック健康倶楽部 令和3年夏季号
2 月に医療従事者に対するワクチン接種が始まり、すずきクリニック職員一同も皆様より早く接種していただき、5 月には完了いたしました。接種前よりも少し安心して診療にあたることができるようになりました。
北区では初めに北医療センター、明理会病院、花と森の東京病院の 3 か所で接種可能でしたが、その後基本型接種施設として8病院に拡大し、さらに 6 月 7 日より私たち一般診療所でも接種可能となりました。
すずきクリニックでもかかりつけの患者さんだけの接種ばかりでなく誰でもが接種を受けられるサテライト型施設として接種をしています。基本的には北区在住の方を対象に、その他周辺地域にお住いのかかりつけの患者さんにも接種可能となっています。
テレビのニュースでワクチン接種後の副反応についていろいろなことが言われています。
最も危険なのは接種直後のアナフィラキシーショックです。多くは接種後 30 分以内に起こる、ほおっておけば命にかかわるような重篤な副反応です。蕁麻疹のような皮膚症状に始まり、息苦しさなどの呼吸器症状、嘔吐、腹痛などの消化器症状が出ることもあります。さらに血圧低下、意識レベルの低下がみられます。その時は急いで処置をする必要があります。
通常の副反応としては注射部位の腫れと微熱です。ただしこれらの症状の多くは 48 時間以内に元の状態に戻ります。にもかかわらず、マスコミが無用な放言を行い皆様を惑わしています。薬局からは解熱剤の類の薬が底をついたとの報道で、ますます解熱剤を求めるようになりました。クリニックにも解熱剤をほしいという患者さんが沢山お見えになっています。しかしながら発熱の予防投与は保険扱いにはならず、自費診療となります。およそですが、5 千円ぐらいかかります。解熱剤を服用しなくとも多くの場合には 48 時間以内に元に戻りますので慌てないようにしましょう。
その他今回のワクチンは初めての種類のワクチンですので様々の副反応がおこることがあります。接種後におかしな現象が出現したら、とりあえず連絡をお願いいたします。
各カテゴリー別に予約申し込み開始期日が決められて
います。自分のカテゴリーの期日を確認の上、北区 HPから予約システムにアクセスする方法と電話で申し込みをする方法があります。フリーダイヤル 0120-801-222当院では原則として一回目の接種日が決まりましたら二回目は自動的に 3 週間後の同じ時間に接種いたします。
ファイザー社製のワクチンは 1 バイアル 6 人分です。ワクチンロスを出さないためにも決められた時間に必ず来院してください。
予約に関してご自分で予約できない方は当院かかりつけの患者さんに限り、すずきクリニックで確保している枠を使用して予約をいたしますので遠慮なく相談してください。
ワクチン接種が順調に進むことにより、今後の発生数が抑えられることが強く期待されます。しかしながら2つの点で早急の収束は難しいと感じられます。その一つはワクチン接種が若い世代にまでいきわたるのにはまだまだ時間がかかりそうなことです。高齢者のワクチン接種は順調に進み、最近高齢者の感染率は減少傾向にある一方、若い世代の感染者が増加しています。若い世代の方たちはどうしても外に出て他人との接触機会も多くなり必然的に感染しやすい状況にあります。
2 つ目の危惧は変異株の流行の兆しがみられることです。特にインド型の変異株は感染力が強く、重篤な症状を呈し、ワクチン効果も制限される傾向にあります。さらに新たな変異株の出現もあり得ます。いずれにしても原点に戻りうがい・手洗い、マスクの着用、3 密をさけるようにして、何とか流行を抑えたいものです。
すずきクリニック健康倶楽部 令和3年夏季号
新型コロナウイルスワクチン接種について
2 月に医療従事者に対するワクチン接種が始まり、すずきクリニック職員一同も皆様より早く接種していただき、5 月には完了いたしました。接種前よりも少し安心して診療にあたることができるようになりました。
北区では初めに北医療センター、明理会病院、花と森の東京病院の 3 か所で接種可能でしたが、その後基本型接種施設として8病院に拡大し、さらに 6 月 7 日より私たち一般診療所でも接種可能となりました。
すずきクリニックでもかかりつけの患者さんだけの接種ばかりでなく誰でもが接種を受けられるサテライト型施設として接種をしています。基本的には北区在住の方を対象に、その他周辺地域にお住いのかかりつけの患者さんにも接種可能となっています。
ワクチンの副反応について
テレビのニュースでワクチン接種後の副反応についていろいろなことが言われています。
最も危険なのは接種直後のアナフィラキシーショックです。多くは接種後 30 分以内に起こる、ほおっておけば命にかかわるような重篤な副反応です。蕁麻疹のような皮膚症状に始まり、息苦しさなどの呼吸器症状、嘔吐、腹痛などの消化器症状が出ることもあります。さらに血圧低下、意識レベルの低下がみられます。その時は急いで処置をする必要があります。
通常の副反応としては注射部位の腫れと微熱です。ただしこれらの症状の多くは 48 時間以内に元の状態に戻ります。にもかかわらず、マスコミが無用な放言を行い皆様を惑わしています。薬局からは解熱剤の類の薬が底をついたとの報道で、ますます解熱剤を求めるようになりました。クリニックにも解熱剤をほしいという患者さんが沢山お見えになっています。しかしながら発熱の予防投与は保険扱いにはならず、自費診療となります。およそですが、5 千円ぐらいかかります。解熱剤を服用しなくとも多くの場合には 48 時間以内に元に戻りますので慌てないようにしましょう。
その他今回のワクチンは初めての種類のワクチンですので様々の副反応がおこることがあります。接種後におかしな現象が出現したら、とりあえず連絡をお願いいたします。
ワクチン接種の予約について
各カテゴリー別に予約申し込み開始期日が決められて
います。自分のカテゴリーの期日を確認の上、北区 HPから予約システムにアクセスする方法と電話で申し込みをする方法があります。フリーダイヤル 0120-801-222当院では原則として一回目の接種日が決まりましたら二回目は自動的に 3 週間後の同じ時間に接種いたします。
ファイザー社製のワクチンは 1 バイアル 6 人分です。ワクチンロスを出さないためにも決められた時間に必ず来院してください。
予約に関してご自分で予約できない方は当院かかりつけの患者さんに限り、すずきクリニックで確保している枠を使用して予約をいたしますので遠慮なく相談してください。
新型コロナの今後の流行はどうなるのでしょう
ワクチン接種が順調に進むことにより、今後の発生数が抑えられることが強く期待されます。しかしながら2つの点で早急の収束は難しいと感じられます。その一つはワクチン接種が若い世代にまでいきわたるのにはまだまだ時間がかかりそうなことです。高齢者のワクチン接種は順調に進み、最近高齢者の感染率は減少傾向にある一方、若い世代の感染者が増加しています。若い世代の方たちはどうしても外に出て他人との接触機会も多くなり必然的に感染しやすい状況にあります。
2 つ目の危惧は変異株の流行の兆しがみられることです。特にインド型の変異株は感染力が強く、重篤な症状を呈し、ワクチン効果も制限される傾向にあります。さらに新たな変異株の出現もあり得ます。いずれにしても原点に戻りうがい・手洗い、マスクの着用、3 密をさけるようにして、何とか流行を抑えたいものです。